採血前のマッサージやクレンチング

採血を行う患者さんは、年齢も異なれば血管の状態も変わってきます。そのため、スムーズに採血が出来ることもあれば、採血に苦労してしまうこともあります。時には失敗してしまい、患者さんに不快な思いをさせてしまうことだってあるかもしれません。当然、こういった患者さんへの負担は少ない方が良いですよね。そのため、採血前にマッサージを行ったりクレンチングを促す方も多いと思います。しかし、これらの対応はその後の検査時に影響してしまうことがあるんです。

採血前のマッサージ、クレンチングについてですが採血をする際、患者さんによっては「血管が探せない」ということもあります。そんな時には血管を分かりやすくするためにマッサージやクレンチングを取り入れたり、腕をたたいている方がいたりするのです。こういった対応をすれば、血管を浮き上がらせる効果がありますから今まで見えていなかった血管も分かりやすくなります。しかし、こういった対応をすることで、検査値に影響を与えてしまうこともあります。電解質等の検査をする際には、これらの刺激によって数値が変動してしまうことがありますから採血後にどういった検査があるのかも確認しておくことが必要となるでしょう。もちろん、採血後に他の検査がない場合には、マッサージなどを取り入れても問題ないと思います。
ナースの中には血管を分かりやすくするために腕をたたいたり、マッサージをしたりクレンチングなどを行いますが、これらの対応を行う際には採血後に他の検査がないかを必ず確認しておきましょう。これらの対応によってその後の検査に影響を及ぼしてしまっては大変ですからね。

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